8月5日（土）、ファスナーの組み立てとペンケース作りの両方が体験できる、夏休み向けのものづくり教室を開催。午前と午後合わせて22名が参加、その内16名は小学生の皆さんでした。
今回はスライダーや止め具の付いていない未完成のファスナーを特別に用意し、それらの部品を取り付けながら、デニム生地のペンケースを作るという盛りだくさんの内容でした。講師はものづくり館のコンシェルジュである矢野賢二。40年余りにわたるファスナー加工の技と知識を活かして、分かりやすく指導しました。スライダーを通す時は方向や位置を間違えないようにすること、止め具はまっすぐにしっかり固定しないとスライダーが抜けてしまうことなどを解説すると、大人も子どもも熱心に聞き入っていました。ペンチや金槌を使った止め具付けは力やコツが必要でしたが、子ども達も講師や保護者の方と協力しながら懸命に作業にあたりました。
ペンケースの縫製では、ミシン初心者が多かったにもかかわらず、直線縫いだけでなく飾りステッチなどにも挑戦し、各々満足のいく作品が完成。子ども達からは「自由研究の作品として学校に持って行く」という声が多く聞かれました。持参したペンケースの中身を移して早速使用する姿も見られ、ちょっとハードなものづくり体験を満喫していただいたようです。