12月9日（土）、イタリアレザーを使って手縫いでワインバッグを作るワークショップを開催。昼食休憩をはさんで1日がかりの作品づくりに4名の方が参加されました。
今回使用したのは植物性タンニンでなめしたトスカーナ産の上質な革。とてもしなやかで発色が美しいのが特徴です。使い込むほどに味が出て、経年変化を楽しむことができます。
参加者の皆さんは全員が革小物を作るのは初めて。でも器用な方ばかりでしたので、講師であるYKKファスニングプロダクツ販売の岸慧デザイナーの丁寧な指導によって、すぐに革の扱いに慣れ、作業はスムーズに進みました。革の扱いや革小物の製作についての講師のトークに耳を傾けながら、印付けや穴あけ、コバ磨きなど地味な作業にも熱心に取り組んでいらっしゃいました。
バッグ本体が完成した後は、持ち手をYKK製のボタンで留め付け。足踏み式の機械でボタンの取付体験にも挑戦していただきました。
途中、接着剤が乾くまでの待ち時間に、講師からのクリスマスプレゼントとして、余った革でツリーのオーナメントも作っていただきました。
今回は少人数のワークショップだったため、講師とのやり取りや参加者どうしの会話を楽しみながら和やかに作品づくりができました。「帰りにワインを買おうかな」と力作のバッグを手に嬉しそうに帰って行かれる姿が印象的でした。