2018年2月17日・3月10日ワークショップ「デニム生地で小粋なきものを作ろう」開催レポート
2月17日、3月10日の2回にわたり、デニム生地を使ってミシンできものを作るワークショップに10名の方が参加。ものづくり館初のきものワークショップです。
講師は2016年に帯をリメイクしたクラッチバッグを指導していただいた、バッグ作家のさかくらのりこ氏。和裁師の資格を活かして、初心者でもきものが作れるように工程を工夫していただきました。
ほとんどの方がきものは着たことがあるけれども縫うのは初めてだったため、きものの構造があまり分かっていません。衽(おくみ)や剣先など聞きなれない言葉に戸惑いながらも、採寸、印付け、縫製と懸命に取り組んでいきました。
きものの生地は長く取り扱いが大変でしたが、さかくら氏とアシスタントの木村氏が一人一人の進み具合を見ながら指導して下さったので、初めてのきものを完成することができました。
ほとんどの方が帯を持参され、完成後は試着をし、非常に苦労しただけに本当に嬉しそうでした。
デニムきものは洋服や靴と合わせてもおしゃれなので、色々な着こなしが楽しめそうです。袂(たもと)に付けたファスナーも小物が落ちなくてよいと好評でした。メンズには革とファスナーを組み合わせたポケットを好みの場所に付けて、粋なアクセントにしていただきました。
今回のワークショップは2回完結で作業時間が長かったため、参加者どうしが打ち解けて会話をしながら製作に励み、教え合ったりする姿があちらこちらで見られました。
おかげさまできものを作るワークショップは再開催を望む声をいただいていますので、第2弾を検討中です。