イベントレポート
3月27日(土)ワークショップ「鹿革でがま口のポシェットを作ろう」を開催し、午前・午後、合計10名の方が参加されました。
頂く命を余すことなく使い切ることをコンセプトにしているブランド“Six COUP DE FOUDRE” のデザイナー高見澤氏を講師に迎えた、講義付きのワークショップです。2019年にも、がま口のワークショップを行いましたが、今回はファスナーポケットがアクセント。薄手のカードなどを収納できます。今回も黒とヌメの2色から選択ができます。
このワークショップの一番の特徴は、狩猟で得た野生動物の革を使用していること。今回も一枚の鹿革から参加者が必要分を切り取りました。当初は黒色希望でも、使用する革を見て、表面の傷などを活かせるヌメに変更される方も。黒色を作成された方は「ビネガルーン染め」にチャレンジ。鉄と酢で出来た染液を利用し、化学変化で革を黒色化をさせます。タンニンなめしの革だからこそできる手法です。
革のカット・染色・職業用ミシンを使用した縫製・がま口付けと盛りだくさんのワークショップでしたが、講師の分かりやすい説明によって参加者はスムーズに作業を進行。全員が時間内に売り物のような素敵な作品を作成していました。
これからも特徴のある楽しいワークショップを企画します。お楽しみに。