9月14日〜11月30日、昨年12月からものづくり塾として開講した、輪織りの技術を学ぶ「おりりん講座」の第3弾を開催。
初級コース・中級コース・上級コース(全て5回)に各1名の方が参加されました。
1回目は緊急事態宣言のため、オンライン講座となりましたが、2回目以降はリアル開催することができました。
講師はものづくり館のワークショップでお馴染みの歌川智子先生(日本輪織り協会代表)。
おりりんとは歌川先生考案の、ダンボール板を使った両面織り機。身近な材料を使って手織りができる画期的なシステムです。
先生はおりりんの技術からバッグなどの作品の仕上げ方に加え、講師としての心構えや教え方のコツなどについてご自分の体験に触れながら、
分かりやすく指導。
少人数制なので先生の目が行き届き、受講者からも質問がしやすく、内容の濃い講座となっています。
受講者の皆さんは各々習熟度が異なりますが、お互いに情報交換したり刺激を受けながら学習に励まれました。
初級コースの方はまず織り機の作り方から学び、ミニポシェット、手提げバッグ、ショルダーバッグの3作品を作りながら、
輪織りの基本とバッグに仕上げるための技術を習得。
中級コースの方は肩掛けバッグ、キッチンバスケット、カトラリーケースなど6作品を作りながら、
石畳織り・飛び模様織りなど輪織りの様々な技術を習得。
上級コースの方は重い荷物も入れられる厚底タイプのバッグの製作を数種類学び、最後にこれまで習得した技術を
全て織り込んだ卒業制作に取り組まれました。
皆さんとても勉強熱心で、毎回出る宿題や予習復習も完璧にこなしていらっしゃいました。
輪織りをバッグやインテリア小物などの作品に仕上げるためには、編み物や裁縫も含めた技術の他、デザイン力も必要です。
受講者の皆さんは、素材の選び方や色柄の配置にセンスを発揮され、個性的で素敵な作品ばかりでした。
最終回には先生から修了証が渡され、とても嬉しそうでした。
上級を修了された方は、作家として作品の販売やワークショップの講師など今後の夢を語って下さいました。
来年あたり、ものづくり館のワークショップで講師デビューして下さるかもしれません。
来年1月からの第4弾では、初級の方は中級へ、中級の方は上級へ進む予定です。
新たに初級コースの募集をしますので、ご興味のある方は是非お申込み下さい。