1月18日〜3月15日、輪織りの技術を学ぶ「おりりん講座」の上級コースを5回にわたり開催。
同講座はプロを目指す方のためのものづくり塾の一環として2020年から開講しています。
講師はものづくり館のワークショップでお馴染みの歌川智子先生(日本輪織り協会代表)。
今回は初級・中級コースを終えた1名の方が参加。
まん延防止等重点措置に伴う休館のため、オンライン開催となった回もあり歌川先生と参加者の方には
ご不便をおかけしましたが、無事に全課程を修了することができました。
おりりんⓇとは歌川先生考案の、ダンボール板を使った簡単織り機で、身近な材料を使って手織りができる
画期的なシステムです。
講座では輪織りの様々な技術・バッグ等の作品の仕上げ方はもちろん、プロの作家としてのノウハウ、
講師としての心構えや教え方のコツについても学びます。
先生ご自身の体験に基づく分かりやすい指導が特徴です。
もともと少人数制のため内容の濃い講座ですが、今回はマンツーマンでより熱の入った指導が行われました。
受講者の方も毎回新しい課題に励まれ、ボリュームのある宿題も完璧にこなされていました。
上級コースでは綾織り・模様織り・刺繍等、色々な技術を取り入れた4種類のバッグと卒業制作に取り組みましたが、
どの作品も完成度が高く、エスニックなテイストを入れた素材選びやデザインがとても素敵でした。
最終回には先生から修了証が渡され、作家として色々な作品を発表する他、講師としてワークショップも行いたいと
今後の抱負を語って下さいました。
世界を旅するように色々な国の素材を取り入れた作品を作りたいという夢も伺い、今後の活躍が楽しみです。
上級コースまで修了された方はこれで2名となりましたが、お二人の作品が先日行われた輪織りコンクール
「おりりんピック総選挙」の1位と2位に選ばれました。
受賞作品の展示会が3月22日~25日、ものづくり館4Fで開催されますので、この機会に是非実物をご覧になって下さい。
4月からは新たに初級コースを開講しますので、ご興味のある方は是非お申込み下さい。