東京・台東区でガラス・七宝・彫金等の教室を運営するスタジオサカミとのコラボワークショップを開催し、小学生を含む10名の方が参加。
講師としてスタジオサカミの坂見さんと山田さんが来て下さいました。
ミルフィオリ(Millefiori、ミッレフィオーリともいう)はイタリア語で「千の花」を意味する、ベネツィア・ムラーノ島で作られるガラスの一種。
その名の通り、様々な色と模様があり、組み合わせることでまるでお花が咲いたような美しい作品が出来上がります。
今回はまず土台のガラスの形と色を選び、さらにたくさんの種類から好きなミルフィオリを選んで組み合わせ、世界に一つしかないピアスまたはイヤリングを作製。
ミルフィオリのアクセサリーを作るのは初めての方がほとんどでしたが、皆さん作りたいイメージがはっきりされていたのか、さほど長く迷われずサクサクと作業されていました。
ミルフィオリは色柄が無数にあり、花柄だけでなく、星、ハート、鳥等々があります。
「可愛いパーツがいっぱい!」と皆さんはとても楽しそうに並べていらっしゃいました。
土台はクリア、ブルー、グリーンの3色ありましたが、クリアが人気。
形は丸と四角が半々くらいでした。
パーツを並べ終えたら、電気炉で焼成(約800℃)。
電気炉の小窓からガラスが溶ける様子が見えるのが好評でした。
ガラスの焼成・冷却の間に、スナップボタンで簡単に組み立てられるフェルトのアクセサリートレーを作製。
YKK特製のパールボタンの中から好きな色を選んでいただきましたが、ここでも皆さんはとても楽しそうに迷われていました。
8カ所あるので、全部異なる色にした方も。
スナップボタンを外せば平らになり持ち運びにも便利なため、旅先でも活用していただけそうです。
「腕時計置きにしたい」という方もいらっしゃいました。
ガラスの冷却時間やピアス・イヤリングの金具を山田さんに付けていただいている間に、坂見さんがミルフィオリの歴史や製作過程について、ヴェネツィア・ムラノ島のガラス工房で撮った写真と共に話して下さり、皆さんは興味津々。
「貴重なお話が聞けて良かった」との声がありました。
出来上がった作品はどれも個性的で素敵なものばかり。
「こんなにきれいな作品が短時間でできるとは思わなかった」「夏に向けたイヤリングが欲しかったので嬉しい」といった喜びの声が聞かれました。
また機会があれば、ミルフィオリのアクセサリーを作る企画を考えたいと思います。
スタジオサカミさんはモノマチ(5/26~28)の際に、ものづくり館4Fでガラス・七宝・彫金の作品展示販売会とミニワークショップを開催予定です。
どうぞお楽しみに!