手編みでファスナー付きの付け襟を作る企画に8名が参加。
講師はものづくり館初登場のニット作家・KINOMAI(きのまい)先生。
鮮やかな色合いのニット作品に定評があります。
今回は先生の編み物仲間であるニットデザイナーの植村みのりさんもサポートに来て下さいました。
極太の毛糸を3本取りで編むボリューミーな付け襟。
毛糸の色は黒・チャコールグレー・ライトグレーから、申込みの際に選んでいただきました。
どの色も素敵なので、皆さん迷われたようです。
各色とも3種類の毛糸を組み合わせるため、グラデーションの面白い風合いになります。
ファスナーはビビッドなピンクのビスロン®を使用。
シックな編地にピンクが映えます。
スライダーは黒・シルバー・ピンクから当日選んでいただきました。
まず輪針や3本取りになれるためにスワッチを編んでから、本番へ。
表編みと裏編みを組み合わせたシンプルな模様編みですが、表と裏を間違えると目立ってしまうので、先生に確認していただきながら慎重に編んでいきました。
表と裏が分からなくなって苦戦する方もいらっしゃいましたが、無事に本体を完成後、ファスナーを縫い付けるための編地を別に作り縫い合わせました。
次にファスナーの組立て。
ます、各々の編み方で長さが異なるため、それに合わせてファスナーの長さを調節。
食い切りでエレメントを取り、スライダーを2つ通し、止め具を付けるという作業に挑戦していただきました。
ファスナーの組立ては初めてという方が多く、「珍しい体験ができた」「ファスナーの原理が分かって興味深かった」という感想が聞かれました。
最後にファスナーを本体に縫い付けて完成。
強度を出すために4〜5回縫うため、ここも大変だったようです。
今回は編んだり手縫いをしたりと工程が多く、編み物に慣れている方でもボリュームのある作業でした。
「思ったより時間がかかったけど、楽しかった」と達成感を味わっていただけたようです。
黒やグレーにピンクのファスナーが映えるおしゃれな付け襟を早速身に付けて、皆さんとても嬉しそう。
ファスナーを開けて付け襟に、閉じるとネックウォーマーに。
冬のファッションに彩りを添えるおしゃれな付け襟をたくさん使って下さいね。
KINOMAI先生と植村さんの明るい雰囲気と丁寧な指導で会場は終始和やか。
お二人との会話、参加者どうしの会話を楽しみながら、豊かな時間を過ごしていただきました。
KINOMAI先生、植村さん、参加者の皆さん、どうもありがとうございました。